◇日本の食糧自給率は低すぎる
日本の食糧自給率は、2007年度の統計では、カロリー計算で40パーセント、
穀物自給率では28%しかありません。
40年前までは、食料自給率は60%ぐらいあったのですが、じょじょに下がって
きて、40%まできています。
これは、ある意味で非常に大変なことです。
「日本は経済的に強い」 と思われているのですが、アメリカやヨーロッパの
先進国を見ると、食料自給率は、けっこう高いのです。
アメリカは100数十%あって、フランスも100%を超えています。
各国とも、食料による自衛ということを、かなり考えているのです。
日本は、工業製品を外国に数多く売ってきましたが、その代わり貿易を
成り立たせるために、外国から第1次産業の産品を買わなければなりませんでした。
そのため、食料の部分をかなり外国に頼るようになり、次第しだいに食料自給率
が下がってきたわけです。
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