2010年1月1日金曜日

現在の生活水準は、過去の公共投資に支えられている

私たちが、現代的な生活を満喫するために、活用しているインフラストラクチャー

ですが、これはもちろん自然が提供してくれたものではありません。


過去の日本人の 「投資」 が実を結び、実現・維持されてきたものです。

具体的には、高度成長期における公共投資です。


そもそも日本人のほとんどは誤解していますが、日本の高度成長期は、

何も、「輸出」 により達成されたものではありません。


「輸出立国」 の正確な定義がなんなのかは知りません。

しかし、もし、現在の中国のように、

輸出対GDP比率が、3割を超えることと定義するのであれば、

日本は戦後、一度も輸出立国だったことはないのです。


日本の高度成長期は、旺盛な個人消費と政府の支出という、「内需」

の拡大に対応するため、民間企業の設備投資がふくらんだ結果、

実現したのです。


別に、「輸出は高度成長に貢献しなかった」 などと極論を言う気は

さらさらありません。


現在の私たちは、高度成長期に公共投資として整備された、交通インフラや、

生活インフラの上で繁栄をおうかしているわけです。


逆の言い方をすると、過去の日本が大々的な公共投資により、インフラを整備

してくれなければ、私たちの現在の生活水準は達成sれなかったことになります。


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