2010年1月3日日曜日

現在の日本は、公共投資を行う絶好のチャンス!

現在の私たちの生活は、過去の公共事業によるインフラ投資によって、成り立っています。

このまま公共事業が、単純な悪玉論の下で削減されていくと、

将来、私たちの子孫が、現在と同じ水準の生活を維持することが不可能になります。



そもそも、現在の日本は、長期金利が極端に低く、国内のデフレ・ギャップが

対GDP比で、8.5%にまで達しています。

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「デフレ・ギャップ」 とは?

デフレ・ギャップとは、簡単に言うと、経済全体に生じている売れ残り量のこと。

このデフレ・ギャップをそのままにしていると、経済は縮小均衡に向かう。


日本の場合、GDP比8.5%のデフレ・ギャップがあるということは、

約40兆円規模で売れ残りが生じていることになります。


これが、ここで主張する40兆円以上の公共投資が必要な理由です。


また、日本の長期金利は、極端に低いので、建設国債を発行しても、

利払い負担は非常に軽い。

ということは、必要な投資があるのなら、この時期に行うべきということになります。

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現在は、将来のための公共投資を行う絶好のチャンスなんです。

デフレ・ギャップがGDPの8.5%ということは、むしろ現在の日本政府は、

公共投資として、40兆円以上の支出拡大を 「するべき」 であることを

ほのめかしています。


もちろん、本当に、「鹿しか通らない」 道路を作っても仕方がありません。

そうではなく、リニア新幹線や、電気自動車向けの高速充電インフラ、それに

学校や病院の耐震化、あるいは国内すべての電柱を地中化、さらには、地方の

中核都市に、東京並みの利便性を確立する都市インフラ(交通、医療、娯楽など)

の充実など、将来の世代の日本人のためにするべきことは山ほどあります。



そして、あたりまえですが、公共投資の拡大は、現代の日本人にとっては

景気対策としての意義を持ちます。


ということは、将来の日本国民の生活水準を高めると同時に、現在の不況、

デフレから脱却するためにも、日本は公共投資を拡大すべきなのです。


自分たちは過去(高度成長期)の公共投資により造られたインフラの上で

安楽な生活を楽しみながら、将来世代のための投資を怠るというのは、

日本人として、どうなんだろう。



しかし、これほどまでに公共投資が望まれる環境下にありながら、国内の

マスメディアは、単純な公共投資悪玉論を垂れ流し続けている。


それを思うと、国内マスメディアこそが、

日本経済の 「ボトルネック」 であると、あらためて確信するわけです。



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