財務省や、メディアのように 「国の借金」 について、正しく語りたい
のであれば、その国の 「対外負債」 を見なければなりません。
国家全体として、「外国に」 いくらの負債があるのか。
その金額こそが、紛れもなき 「国の借金」 なのです。
09年3月末時点の速報値によると、日本の対外負債額は、301兆円と
なっています。
日本の 「国の負債」 がなんと、300兆円を超えているわけです。
これは、間違いなく 「真実」 です。
とはいえ、別に日本は外国に対し、負債(借金)ばかりがあるわけではないです。
日本が、外国に持つ資産(対外資産)の方も、やはり巨額に達しています。
09年3月末時点の速報値では、日本の対外資産は、549・8兆円です。
資産から負債を控除した 「対外純資産」 の額は、248・8兆円となります。
じつは、この248・8兆円という対外資産は、「国家の純資産」 そのものを
意味しています。
そして、日本の対外純資産額は、20年近く世界最大を維持しています。
日本は国家としては、 「世界最大の金持ち」 なのです。
(ちなみに、世界最大の対外純負債国、世界最大の貧乏国は、アメリカです)
国家として、世界最大の金持ちである日本の 「国内」 で、政府が、
(金融機関経由で)日本国民から、巨額のお金を借りています。
これこそが、マスメディアの言う、「日本は借金大国!」 の真の姿
なのです。
財務省や、メディアは、「政府の負債」 を 「日本国民の借金!」 と
言いかえる、経済の基本すら理解していない、低いレベルなマスメディアは、
世界中を見渡しても、日本以外には存在しません。
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